今回の記事は、転職の経験がある看護師20人に対して行った退職理由のアンケートまとめ記事です。
看護師の退職理由は人によって異なりますが、今回のアンケートでは、勤務時間や夜勤のつらさ、給与面の不満を理由として挙げる人が多い結果となっています。
理由の詳細なども併せてまとめているので、退職を検討している人などは参考にしてください。
看護師の退職理由|20人のアンケート結果
転職の経験がある看護師20人に対して、前の職場の退職理由についてアンケートを行った結果です。
最も多い理由が「勤務時間や夜勤がつらい」の35%(7人)であり、次いで多かった理由が「給与面の不満」の20%(4人)となりました。
それ以外の理由として「人間関係の不満」、「仕事内容の不満」、「転居のため」が15%(3人)ずつという結果でした。
退職理由① 勤務時間や夜勤がきつい:具体的な内容
「勤務時間や夜勤がきつい」と回答した人のうち、具体的な内容をいくつか紹介します。
残業が多かったり、夜勤の回数が多いために退職を決断した内容がいくつか見られました。
また、出産を機に働き方を見直したくても夜勤が必須というケースもあり、このような理由も退職理由になった事例もありました。
退職理由② 給与面の不満:具体的な内容
「給与面の不満」と回答した人のうち、具体的な内容をいくつか紹介します。
給与面の不満も比較的多くみられましたが、数字でハッキリと示される分、不満も溜まりやすいと言えます。
また、施設ごとに給与体系も大きく異なるため、学生時代の同級生と差がある場合もあり、退職理由に繋がっているというケースもみられました。
退職理由③ 人間関係の不満:具体的な内容
「人間関係の不満」と回答した人のうち、具体的な内容をいくつか紹介します。
人間関係の不満も退職理由の定番であり、特に先輩看護師や主任・師長などの上司に不満を募らせるケースは多くあるようです。
特に先輩や上司にあまり能力や知識がない場合は人間関係がよりこじれやすいと考えられます。
また、これらの理由以外に同期とうまくいかなかったという回答もみられました。
退職理由④ 仕事内容の不満:具体的な内容
「仕事内容の不満」と回答した人のうち、具体的な内容をいくつか紹介します。
職場の仕事内容についても、退職理由になりやすい項目と言えます。
志が高いような看護師がエビデンスが低い処置を強要されている場合などは、やりがいのある病院を探して転職していくケースも多いと言えます。
逆に自分にはレベルが高すぎると感じて辞めたという内容もいくつかみられました。
退職理由⑤ 転居のため:具体的な内容
「転居のため」と回答した人のうち、具体的な内容をいくつか紹介します。
転居については止むを得ない理由です。
結婚などの転機で遠方に転居する人も多く、特に伝えにくい理由でもないためこれらの理由で退職する人も一定数見られました。
看護師の退職理由の考察
今回の記事では、看護師の退職理由はおおむねいくつかのパターンに分けられる結果でした。
いずれの理由も批判されるような内容ではなく、実際に職場環境が悪いために不満に繋がってるケースも多いと考えられます。
少なくとも今回のアンケート結果と同様の不満を持っている場合は、十分に退職を検討する理由になるでしょう。
退職の決断をするか迷っている場合には、今回のアンケート結果なども参考にしてください。