今回の記事では看護師の転職先として主なものをまとめています。
転職時の定番の職場と言える病院、クリニック、訪問看護、介護施設について特徴やメリット・デメリットなどを整理しています。
転職先を検討している場合など参考にしてください。
看護師の主な転職先は4種類：病院、クリニック、訪問看護、介護施設
看護師の転職先として、病院、クリニック、訪問看護、介護施設の4種類が人数も多くなっています。
病院は規模にもよりますが様々な疾患を学ぶことができて、福利厚生もしっかりしているケースが多いです。
クリニックは診療科がおおよそ決まっているので、自分の得意な科や学びたいと思う科があるところを選ぶと良いと言えます。
訪問看護は多種多様な科を取り扱うのである程度の経験があったほうが安心して働けますが、現在は介護度の低い方限定の利用者さんを対象としている施設もあるので選ぶ際に見てみるのも良いでしょう。
介護施設は病院とは違い暮らす場所なので、利用者さんにあった対応が大切になってきます。生活の中で医療を必要とする人の手助けをすることを学ぶには良い職場です。看護師の人数が少ないことが多いので、急変の際などの判断が求められるのである程度の経験年数があると安心です。
それぞれの施設の特徴についてメリット・デメリットも含めて詳しく解説していきます。
転職先① 病院：特徴と看護師の主な業務内容、メリット・デメリットなど
医療を目的としているのが病院です。
病院以外の職場に比べて圧倒的に医療行為を行うことが多くなります。
同じ看護師の先輩、後輩が多くいるので相談はしやすい環境でもあります。
また、患者さんを取り巻く多職種との関わりを学ぶこともできます。
メリットとしては、看護師としての医療知識を学ぶことができるのは圧倒的に病院と言えます。
医療を行う患者さんの一番身近な存在になるので、治療前の不安な気持ちや治療を終えて笑顔で退院していく姿を見られるのはとてもうれしいことです。
デメリットとしては忙しさが挙げられます。
医師はもちろん多職種も絡んでくるので常に時間に追われるというケースも少なくありません。
転職先② クリニック：特徴と看護師の主な業務内容、メリット・デメリットなど
様々な科を専門としているクリニックがあるので、自分の好きな科や興味のある科を選んで仕事をすることできます。
療養上の世話というよりは診療上の補助がメインの仕事になってきます。
メリットとしては異動がないことです。
病院では数年に１回は異動するところがほとんどですが、クリニックであれば自分が決めた科でずっと働くことができます。
基本的に夜勤がないことも大きいメリットの一つと言えます。
子育てをしている人にも働きやすい時間帯で働くことができます。
デメリットとして、人間関係が固定されやすく、特に医師との人間関係が上手くいかないと仕事をしていくうえで働きづらいくなります。
病院とは違い、医師が１人か数人で行っているところがほとんどなので医師との人間関係が大切になってきます。
転職先③ 訪問看護：特徴と看護師の主な業務内容、メリット・デメリットなど
病院とは異なり、利用者さんの家に看護師がお邪魔する形になります。
よって、医療行為一つにしてもその利用者さんのやり方、使っているものを使用して行うことになります。
メリットとしては利用者さん主体の看護ができるところです。
病院では患者さん主体にしたくてもできないときがありますが、訪問看護においては利用者さん主体で行います。
病院では無口だった方も家に帰ると違う表情や言動がみられるので、活き活きとした姿を見られるのはとてもうれしいことです。
デメリットとしては１人～数人で対応することが多いので、１人で判断を委ねられることが多いことです。
しかし、迷った際には正直に利用者さんに話して電話で他の看護師に相談することもできます。
１人で悩まないようにすることも大切です。
また、時間が決まっているので、時間内に医療行為を行うことが必要になっていきます。
転職先 介護施設：特徴と看護師の主な業務内容、メリット・デメリットなど
介護施設は利用者さんが暮らしている場所です。
そこで医療行為が必要な方に医療を提供し、状態を観察することが看護師の仕事になっていきます。
メリットとしては病院とは異なり、比較的ゆっくりと時間が流れており落ち着いた雰囲気の中で仕事ができます。
利用者さんとコミュニケーションをしっかり取ることも仕事の一つとなります。
デメリットとしては看護師の人数が少ないので個々の看護技術が大切になってきます。
少ない人数で確実に業務をこなせるように、また急変の際にも的確な判断ができるようにあらかじめ病院などである程度の経験を積んでからの方が適していると言えます。