今回の記事では看護師が病院へ転職する時の気をつけることについてまとめています。
病院は看護師の転職先でも最も多い施設形態の一つであり、勤務体制や休みの取りやすさなど事前に確認したい点が多くあります。
病院への転職を考えている場合など参考にしてください。
自分のライフスタイルに影響するため、病院の勤務体制を最初にチェック
一番最初に確認しておきたい点として勤務体制があります。
これらは自分のライフスタイルに大きく影響してくるため特に確認の優先度が高い
勤務体制についてはまず日勤の勤務時間は何時からかも大事です。
早ければその分通勤の時間も計算しなければならないため、遠い場所で日勤が早い場合は引っ越すなども視野に入れます。
交代勤務について、2交代か3交代かも重要です。
現在は2交代制が多いですが、3交代制の施設もあり、日勤に来て深夜帯に出勤する、深夜帯出勤してまた深夜帯もしくは準夜帯の出勤もあります。
また、夜勤の頻度なども重要なチェックポイントと言えます。
休みがどれだけ取れるかも要注意
どれくらい休みが取れるか、休みが取りやすいのかも事前に知っておきたい点です。
休みについては年間の休日数と夏休、冬休み、年度休暇の数も確認しておきましょう。
週休二日制か完全週休二日制かだけでなく、有給の取得率なども確認したい項目です。
有給取得率が著しく低いようであれば有給が取得しにくくなり、有給が消化されずに無くなってしまうこともあります。
また、年末年始の休暇ぎ取れるか、または年末年始の出勤による手当が付くがなどもチェックが必要です。
他にも連休の取得のしやすさや、急な休みでも取得できるかなども確認しておくと安心でしょう。
自分のキャリアプランも意識する
転職する上で自分が今後何をしたいかという点も意識しておきましょう。
自分のやりたいことの科があるかの確認と資格取得に対しての支援体制があるかも確認しておきたい点です。
例えば急性期病院で有れば、救急看護師の専門制や認定などもあります。
内科であれば糖尿病の専門看護師やNSTなどが挙げられます。
自分が将来的にどのようなキャリアを築きたいかを考えてそれにあった施設を選ぶのが重要と言えます。
看護師以外の職種についてもチェックしておく
病院は他職種と関わるため、看護師以外の職種の状況についても目を向けておくことも重要です。
特に看護師は他職種との関係が業務に影響することも少なくないため、業務の役割分担やどこで線引きがされているかなどはチェックしておきたい点です。
検査技師や作業療法士、薬剤師などとは日々やり取りすることも多いため、それらの職種がどこまで業務を担当しているか、どの程度の人数がいるかなど可能な範囲で確認しておきましょう。
看護研究や委員会など本業務以外の活動なども確認
看護師の本業以外でどのような活動をしているのかも確認する方が良いでしょう。
病院によって看護研究への力の入れ具合は大きく異なることがあり、担当になった場合は多くの時間がとられるケースも少なくありません。
看護研究が必須なのか、断ることができるのか、どの程度時間を使うか、休日や時間外にやった場合は手当が着くのかなどは知っておきたい点です。
同様に委員会活動なども時間がとられるケースがあります。
いわゆる本業以外の業務となりますが、これらが嫌で退職するという看護師も一定数いるのが実情です。
可能であればこれらの詳細も入職前にチェックしておきましょう。