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看護師の転職時に心配になることは?心配事の内容と入職後に現実になった割合のアンケート

今回の記事では、転職の経験がある看護師20人に対して行った転職時の心配事に関するアンケートまとめ記事です。

転職時の心配事として人間関係の構築や新しい仕事への順応を心配している人が多い結果となっています。

一方でその心配事について7割の人は実際に転職しても問題なかったという回答でした。

転職に関して不安や心配がある人は今回の記事を確認してみてください。

目次

看護師の転職時における心配事|20人のアンケート結果

転職の経験がある看護師20人に対して、転職時における心配事についてアンケートを行った結果です。

最も多い回答は「人間関係を構築できるか」が50%(10人)となりました。

次いで「新しい死後地に順応できるか」の25%(5人)、「事前位説明された環境や条件と齟齬がないか」の15%(3人)、「知識や経験が不足してないか」の10%(2人)という結果でした。

「人間関係を構築できるか」の回答の詳細

新しい職場では、妬みや嫉みなどがなければいいなと思いながら入職しました。
(香川県/20代/女性/病院→病院)

上司が自分の意見を聞いてくれるか、どんなスタッフが働いているか心配でした。
(秋田県/40代/男性/病院→病院)

人見知りなため初めての転職でうまくコミュニケーションをとれるか緊張していたから。
(静岡県/20代/女性/病院→クリニック)

上記のように人間関係は多くの人が不安に思っている点です。

コミュニケーションの面の心配事を挙げている回答も多くみられました。

「新しい仕事に順応できるか」の回答の詳細

訪問看護は初めてで病院での業務と違っており、また外部の事業所と連携しなければならないため。
(岡山県/30代/女性/病院→訪問看護)

一般科から精神科への転科だったので、未知であるし適応できるか不安だった
(愛知県/30代/女性/病院→病院)

職場によってマニュアルなどが異なるため、順応できるか心配だった。
(福岡県/30代/女性/病院→病院)

今までと違う施設形態や経験していない科に転職する場合は、新しい仕事に順応できるか、という点を心配事にあげるケースが多くみられました。

また、病院をはじめとした医療機関の施設は、各施設ごとに特有のルールがあることも多く、その点を不安に思う回答もみられました。

 

「事前に説明された環境や条件と齟齬がないか」の回答の詳細

事前の説明と実際が違うというのは良く聞く話なのでとても心配でした。
(静岡県/40代/男性/病院→病院)

前職では入職時の説明と実際の待遇はかなり乖離しており、収入が落ちたためとても辛く悲しい思いをしたので同じことが起きないか心配でした。
(東京都/30代/女性/クリニック→クリニック)

実際に以前の職場で事前説明との齟齬を経験している等の回答がみられました。

「知識や経験が不足してないか」の回答の詳細

訪問看護では基本的に1人で訪問して、その場での判断が必要な場面が多いため、ちゃんと判断するための知識や経験が自分に足りてるいるのかが不安だったため。(千葉県/30代/女性/病院→訪問看護)

別の施設形態へ転職する人などで、これらの回答がみられました。

心配事は実際に転職してどうなったか?

同じ対象者に対して、その心配事について実際に転職してからどうなかったか?という点についてもアンケートを実施しました。

最も多い回答は「あまり問題なかった」の60%(12人)であり、「全く問題なかった」と合わせると70%(14人)の人が問題なかったという結果になりました。

「心配が少し現実になった」の回答は25%(5人)、「心配がかなり現実になった」と合わせると30%(6人)の人が心配が現実になったという結果でした。

「全く問題なかった」の回答の詳細

心配事:「事前に説明された環境や条件と齟齬がないか」を選択

事前の説明通りに何の偽りもなかったのでとても安心しました。
(静岡県/40代/男性/病院→病院)

「事前に説明された環境や条件と齟齬がないか」を選択した回答者の方でしたが、入職後も説明された条件で働けているという内容でした。

「あまり問題なかった」の回答の詳細

心配事:「人間関係を構築できるか」を選択

みなさん優しくて意地悪な人がいなかったので何でも聞けた
(埼玉県/20代/女性/病院からクリニック)

心配事:「人間関係を構築できるか」を選択

配属された部署は同じような中途採用者が多くを占めており、みんな同じような悩みや転職理由を抱えており、働きやすかった。
(静岡県/30代/女性/病院→病院)

心配事:「新しい仕事に順応できるか」を選択

初めての診療科になったが、新たな知識や経験を得ることができた。医師とのコミュニケーションは難しいところもあるが、看護師自体はみんな優しく指導熱心のため看護業務は行いやすい
(福岡県/30代/女性/病院→病院)

心配事:「知識や経験が不足してないか」を選択

不安な面は、教育プログラムやフォローできる体勢になっており、仕事に慣れるようサポートしてくれた。
(広島県/30代/女性/訪問看護→病院)

「人間関係を構築できるか」という心配事を抱えてた人でも、入職後は良い人たちに囲まれいるという意見も多くみられました。

また、「新しい仕事に順応できるか」という心配事を抱えてた人も、新しい知識や経験を得ることができた、「知識や経験が不足してないか」という面を心配していた人も周りのサポートがあった、といった前向きな内容の回答がみられました。

「心配が少し現実になった」の回答の詳細

心配事:「知識や経験が不足してないか」を選択

転職後すぐは訪問に同行してもらったり、判断がつけられない時には先輩ナースへ電話相談する方などした。
(千葉県/30代/女性/病院→訪問看護)

心配事:「新しい仕事に順応できるか」を選択

日々新しいことを学ばないといけないので、まだまだ覚えることがたくさんある。
(千葉県/40代/女性/病院→クリニック)

実際に心配事が現実になっているという人では、転職後の苦労も回答から伝わる内容がみられました。

しかし、上記で紹介しているように多くの方が前向きに捉えている印象でした。

「心配がかなり現実になった」の回答の詳細

心配事:「人間関係を構築できるか」を選択

新人嫌いな先輩がおり、無視や嫌がらせ等の行為は半年ほど続いたが、他の先輩にフォローしてもらい勤務を続けることができた。
(東京都/20代/女性/病院→病院)

「心配がかなり現実になった」と回答したのは1名のみでしたが、上記のように対処して勤務を継続できているとのことでした。

看護師の転職時における心配事の考察

転職における心配事として、人間関係の構築や新しい仕事への順応などをあげる人が多くいました。

一方でその心配事は、実際に転職してみると7割の人が問題なかったという回答をしていました。

また、心配が現実になったという人でも前向きに続けることで対処できたというケースが多く、転職前の心配事が実際に問題になるケースはあまり多くない結果となりました。

看護師の転職で不安や心配事がある場合など、今回のアンケート結果も参考にしてください。

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